婚活にも使える? ドイツ情報局の技術


「元ドイツ情報局員が明かす 心に入り込む技術」 レオ・マルティン

ドイツの情報機関である連邦情報局で、スパイを獲得する仕事をしていた人の著書。

この本は情報局の技術を利用した人々を引き寄せる秘訣を学んで、一般の生活で実践していただこうというものです。
著者のこれまでの情報員の経験でわかったことは「人生の成功の鍵は人の信頼を得ること」ということで、その独自のやり方を公開しています。

そして情報局で最も難しいのは、見ず知らずの人を友人にすること。
しかし「守るべきルールさえ知っていれば、どんな人でも友人にすることができる」そうです。

どんな人であろうと、「相手への敬意を忘れず、相手の価値を認め、正直かつ前向きな気持ちで相手と接すれば、相手の信頼を獲得し、公平で好意的な関係を築くことができる」基本的な心構えは、公平さ、敬意、そして称賛。

「思考は必ず身体に表れる」ので、考えは言葉やボディランゲージによって相手に伝わり、決定や行動に表れる。
「僕はまともだ。バカなのはそっち、という態度になってしまうことがあるものだ。ストレスが溜まっているせいか、それとも体調や天気が悪いためか、いずれにせよ、相手に対してネガティブな気持ちを抱いていると、長期的な良い関係を築くことはできない。相手を低く評価すれば、生産的な人間関係は築けないからだ。相手の価値を高く評価して称賛すること。これが良い関係の基礎だ」

この本に書かれてることを実践できれば「順境にある時ばかりでなく、逆境の時や最も困難な状況、つまり最も必要とされる場面で役立つ方法だ。これまでなかった特徴や性質が、あなたに加わるかもしれない。人との交際が楽しくなって、容易に信頼関係を築き、みんなから好かれるかもしれない。」と言い、これを実践するための方法が詳しく記されています。

そして「親近感や信頼は意識的に作ることができる」とし、「情報局の任務では、何一つとして偶然に任せない」そうです。
しかし、この「意識的に」「偶然に任せず」というのが難しい。恋愛や仕事でも舞い上がってしまったり、緊張し過ぎてしまったり、感情のコントロールがうまくいかないことも多い。

これもこのことに限らないが、同じことを何回も繰り返すことが重要で、行動パターンの接続回路が中枢神経に出来れば意識せずに実践できるという。

ゴルゴ13の異常なモテぶりもこういうことだったのかと思わせます。
なんでもそうだけど、特効薬はなく、地道な訓練があっての大きな成果ということですね。

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