U-18 野球W杯開幕 米国に直球という言葉はない?



2019 U-18 野球W杯開幕しました。地元岩手県からは佐々木朗希選手が出場します。楽しみ。

AbemaTVで初戦のスペイン戦を仕事しながら観戦しましたが、最初から実況や解説者がスペインについて「技術的にはまだまだだが内野の守備、意外と守れてますね」、とか、「ピッチャークイックできてないので送りバントするまでもなく、走ればいい」とか、野球後進国という思いが強いのかナメた発言してて大丈夫かなと思ったけど、強気の実況の割には、盗塁は阻止されるし、全く打てないしで、終盤にやっと逆転して4-2の大苦戦でした。ほとんど負けてるイニング続く中で、それでも上から目線の実況が続けられるのはある意味感心しましたね。

帰ってから録画してたBS朝日の方を観ると、横浜高校野球部元監督の渡辺元智さんが解説だったけど、相手への敬意が感じられて、おごり高ぶるとやられるよ、という思いが強い印象を受けました。ここらへんは死線を乗り越えて現場で仕事した名将と現場の外にいるライターとの違いなんでしょうか。

世界大会になると去年の大阪桐蔭のバッターも甲子園での活躍が嘘のように打てなかった。ムービングファストボール系の球にほとんど対応できていないみたいでしたね。

去年は足上げて打つバッターが多かったから、イチロー選手や大谷選手が足上げるのをやめたように、足上げてタイミングとる選手はムービング系を打ちづらいのかなと思ったけど、今年は上げないタイプの選手が多い中、相変わらずムービング系の投球を打てないですね。まだ一試合しかしてないのでわからないけど。

解説の方も曲がらない綺麗な速球を重要視するのは世界的には少なく日本ぐらいだと言われていたが、現場でも現況は充分承知していると思うので、それでも日本の高校野球見てると4シームとスライダーのオールドスタイルに固執しているのが大半なのはどのような理由があるんでしょうかね。

速球も今は4シームファストボール、2シームファストボール、カットファストボール、スプリットフィンガーファストボール、ライジングファストボール、インカーブ、サイドアームファストボールと、随分種類あるようです(wikipedia)

自分が学生の頃は速球といえば一種類だったけど、速球だけでこんなに種類あるなら投げるのももっと楽しくなりそう。

「直球」ではなく、「速球」と書きましたが、米国では直球(straight ball)という言葉はなく、日本で言う直球は速球(fast ball)て言うんですね。子供の頃から野球やってるけど、驚くことに今回調べていて初めて気づきました。

なるほど、そもそも球種の考え方が日本と米国ではだいぶ違うんですね。ピッチングスタイルの違いにも納得できました。

日本で言う直球、まっすぐというものは、米国だと速球のカテゴリーの4シームにあたるようです。
4シーム以外のものは日本だと変化球という感じで、速球というイメージは持ちづらい。自分もスプリットフィンガーファストボールはファストボールという言葉がありながら、フォークの少し速い変化球という認識で速球というイメージはありませんでした。

球種を大きく分けると、米国は速球と変化球。日本は直球(4シーム)と変化球。

日本で4シーム(直球)をどれだけスピード上げられるかということに異常にこだわるのは、速球とは4シーム(直球)のことだけであり唯一無二のものという神話があるからと思えてきました。

今回さらっと調べてみたので、間違いあったらすみません。
U-18野球の日本初優勝と将来性ある世界の選手達の活躍を楽しみに観戦したいと思います!

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